テーマ:慰安婦問題を考える

記憶の整合性:関東大震災と朝鮮人虐殺

9月1日の関東大震災(1923年)の日が近づくと、妙にリアルな記憶が呼び戻される。私の生家は埼玉県さいたま市にあるが、以前は大宮市、もっと前は北足立郡片柳村と呼ばれ、畑や水田、雑木林が広がる純農村地帯だった。遠い昔の話だ。 恐らく9月1日のことだったろう。小学校の教員をしていた父(故人)は子供の私に関東大震災の話をした。父は大正4年(…
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愛国主義は国民の判断を誤らせる・日韓対立

ナショナリズム(民族主義、愛国主義)は時として建国・国家統合のエネルギーとなり、時として反帝国主義的独立運動に発展する。また、他民族を蔑視し自国民族の優越を主張する超国家主義(ウルトラ・ナショナリズム)ともなる。 2019年9月6日、ソウル市議会と釜山市議会は、戦時中に朝鮮半島出身者を働かせて軍事物資を生産した日本企業を「戦犯企業…
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対訳:韓国「軍情協定」(GSOMIA)を破棄、失望したのは日本?それとも米国?

韩国废除“军情协定”,最失望的是日本还是美国? 2019-08-23 05:09 环球时报 韓国「軍情協定」(GSOMIA)を破棄、失望したのは日本?それとも米国? 2019年8月23日 環球時報  韩国22日宣布,不再续签韩日《军事情报保护协定》,因为继续这一协定“不符合韩国的国家利益”。之前,韩日因历史问题扩大到经贸…
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もつれた糸はほぐれるのか?日韓の混迷(3)

「過去は変えられないが、未来は変えられる。力を合わせ、被害者の苦痛を実質的に癒すとき日韓は真の親友となる。」(2019.3.1文在寅大統領) まず確認しなければならないことは、「裁判で勝訴した原告が日韓関係を悪くしている元凶だ」という考えは絶対間違っているということだ。彼らは被害者なのである。2018年10月30日、韓国大法院が新…
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もつれた糸はほぐれるのか?日韓の混迷(2)

「両親のけんかを見ている子どものような悲しい気持ちだ。」(在日韓国人・「こちら特報部」東京新聞2019.7.31より) 今年の1月9日、安倍政権が日韓請求権協定3条に基づく二国間協議を申し入れた時、文政権はなぜ「静観・先送り」の態度を取り続けたのか?この問題を考える前に、日韓請求権協定3条とはどんなものなのか知っておく必要がある…
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もつれた糸はほぐれるのか?日韓の混迷(1)

「随分話がこんがらがっちゃったな」と私は思う。 日本の対韓輸出規制によって混迷を深める日韓の対立は、とうとう日韓国民間の文化交流にまで及んで来た。 釜山市は友好交流都市の長崎に対して「日韓関係が発展的に改善するまでの間、交流を延期したい」と申し出た。「不買運動の影響は長く続かない」と述べたユニクロ幹部が謝罪に追い込まれ、韓国内に18…
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対訳:韓国人、朝鮮日報の「親日売国」に怒り 停刊を要求

韩国人怒批《朝鲜日报》“亲日卖国”,民众请愿要求停刊 2019-07-24 环球时报 韓国人、朝鮮日報の「親日売国」に怒り 停刊を要求 2019年7月24日 環球時報   因为劳工赔偿问题,韩日矛盾近日越闹越大。就在韩国社会抵制日货运动正酣之际,作为韩国最大报纸的《朝鲜日报》却在近期发表多篇歪曲事实、偏袒日本的文章,引…
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対韓貿易規制に対する韓国メディアの動向

2019年7月4日に日本政府は韓国への輸出規制強化策を発動し、これに対して8日、韓国の文在寅大統領は「韓国企業に実害が発生した場合、わが政府としても必要な対応を取らざるを得ない」と述べて日本の輸出規制の撤回を求めた。韓国国内では日本商品ボイコット運動や日本旅行中止の呼びかけも始まっている。報復の連鎖が始まった。 しかし、韓国の世論が…
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対訳:日本は韓国に百余の制裁措置を狙う?

日本上百种制裁措施对准韩国? 2019-07-04 08:30 环球时报 日本は韓国に百余の制裁措置を狙う? 2019年7月4日 環球時報      本月1日,日本宣布将加强3种半导体核心原料对韩国的出口管制,挑起了亚洲两大经济体之间的“战火”,这场“贸易战”也随着双方的你来我往而不断升温。近几天来,韩日之间的经贸纠…
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済州島四・三事件に学ぶ「痛みの歴史記憶」

韓国の済州島といえば日本人は何を思い浮かべるだろうか?美しい海と自然に恵まれた東アジア有数のリゾート地のことか?あるいは浦和レッズサポーターなら、レッズの選手に乱暴し、ピッチにゴミを捨てて行ったガラの悪いチームのことか? 今から71年前の1948年、この香川県ほどの小さな島に大虐殺事件が起こった。「済州島四・三事件」である。 …
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「嫌韓」と「克日」の間に揺らぐBTS「原爆Tシャツ」問題

まず、この文を書く前に、BTS(防弾少年団)のPVをネットで何本か視聴した。私は、このグループの存在さえ知らなかったからである。一言でいえば「ブラボー!」だ。研ぎ澄まされた踊りの表現と歌唱、効果的な演出によるイメージの爆発的な展開など、日本のアイドルグループをはるかに凌駕していると思われ、彼らのアルバムが連続でアメリカのビルボード総合ア…
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韓国最高裁元徴用工損害賠償判決を考える(5)

西松建設強制連行訴訟における和解と同様の対処をしているのが三菱マテリアル(旧三菱鉱業)である。2014年、三菱マテリアルは、中国人強制労働被害者3765人が起こした訴訟に対し、一人当たり10万元(約160万円)を支給する和解措置を発表した。現在、被害者との協議は進行中であり、裁判上の和解が成立したのは11人にすぎないが、「戦後補償」問題…
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韓国最高裁元徴用工損害賠償判決を考える(4)

中国でも「個人賠償請求権は日中共同声明では放棄されていない」という声が高まり、1990年代に中国人被害者が相次いで日本の裁判所に提訴するようになった。 司法的救済を求めるこれらの裁判に関して、2007年、最高裁は注目すべき見解を出した。 「サンフランシスコ平和条約第14条(b)の請求権の『放棄』とは『請求権を実体的に消滅させ…
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韓国最高裁元徴用工損害賠償判決を考える(3)

2017年に文在寅(ムンジェイン)が大統領に就任し、朴槿惠前大統領の諸犯罪が暴露された。 朴大統領の司法壟断(独占)の捜査過程で、大統領から指示を受けたキム・ギチュン大統領府秘書室長が、裁判所事務総長や外交長官、法務長官まで呼んで、裁判の延期と判例の変更を要請した事実が明らかになった。最高裁が朴大統領の時に、訴訟の結論を見送り続けた…
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韓国最高裁元徴用工損害賠償判決を考える(2)

徴用工損害賠償訴訟は慰安婦問題と同様に「戦後補償」の問題である。戦後補償とは、日中戦争・太平洋戦争の中で起こされた様々な人権侵害に対し、日本政府や日本企業が被害者個人に補償することである。これは国家間の賠償とは基本的に異なる。 日本政府が「個人請求権は完全かつ最終的に解決済み」と主張するのは、1965年の日韓基本条約の付随条約として…
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韓国最高裁元徴用工損害賠償判決を考える(1)

恐らく多くの日本人は「寝耳に水」の報道だったろう。あるいはマスコミでさえも、今までこの裁判に関してはほとんど報道しなかったのだから、彼らもまた「驚いた」かもしれない。 2018年10月30日、韓国大法院(最高裁)は、日本の植民地時代に強制労働させられたとして元徴用工の韓国人ら4人が新日鉄住金(旧日本製鉄)に損害賠償を求めた訴訟で…
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追悼碑の撤去問題:前橋地裁の判決

前橋地裁は2018年2月14日、朝鮮人強制連行犠牲者の追悼碑を巡り、県が設置期間の更新を許可しなかったのは違法として、県の不許可処分を取り消した。 群馬県立公園「群馬の森」に「記憶 反省 そして友好の追悼碑」が建立されたのは2004年のことだった。戦時中の朝鮮人強制連行犠牲者追悼のため、「記憶 反省 そして友好の追悼碑を守る会」(…
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慰安婦問題解決・日韓合意を考える

12月28日、岸田外相と韓国のユン外相は従軍慰安婦問題についてソウルで会談し、「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決されること」で合意した。政府見解の要点は次のようなものである。 「慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している。安倍内閣総理大臣は、日本…
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朝日新聞の慰安婦報道問題を考える(6)

≪アジア女性基金≫ 1993年8月の河野談話の一年後、94年8月、村山富市首相が慰安婦問題について「幅広い国民参加の道を探求したい」と表明した(村山談話)。これを受けて、翌年7月、政府主導で民間のアジア女性基金が発足。国民の寄付をもとに「償い金」を元慰安婦に支給するなどの「償い事業」を実施した。「償い補償」を受けた元慰安婦数(合計36…
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朝日新聞の慰安婦報道問題を考える(5)

《戦後補償と慰安婦問題》 「河野談話」は最後に次のように述べている。 「われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。」 ここに述べられている「…
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追悼碑の撤去問題を考える

県立公園「群馬の森」に「記憶 反省 そして友好の追悼碑」がひっそりと立っている。戦時中の朝鮮人強制連行犠牲者追悼のため、「記憶 反省 そして友好の追悼碑を守る会」(前橋市・「守る会」と記す)が2004年、県から土地を貸与してもらい建立したものである(許可は10年ごとに更新)。よくぞ保守王国群馬県が「守る会」の碑文建設要請を承認したものだ…
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朝日新聞の慰安婦報道問題を考える(4)

「河野談話作成過程等に関する検討チーム」の報告は2014年6月になされたが、その内容は右派が期待していたようなものではなかった。 まず①「河野談話の根拠とされる16人の元慰安婦の聞き取り調査結果について、裏づけ調査を行っていない」という点についての報告。「裏付け調査を行っていない」⇒「元慰安婦の証言はデタラメである」⇒「河野談話…
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朝日新聞の慰安婦報道問題を考える(3)

《「河野談話」再検証の顛末》 慰安婦問題が大きく取上げられたのは前述したように、1991年8月、元慰安婦金学順氏が初めて名乗り出、同年12月に元慰安婦3名が日本政府を提訴してからである。韓国政府は1992年挺身隊問題実務対策班を設置して調査を開始する一方、日本政府(宮澤内閣)に真相解明を要求した。これにより宮澤内閣も調査を開始した。日…
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朝日新聞の慰安婦報道問題を考える(2)

E「元慰安婦 初の証言」記事に事実のねじ曲げはない。 91年8月11日、朝日新聞社会面で「元慰安婦の証言」記事が初めて報ぜられた。これは韓国メディアよりも早かった。この記事を書いた社会部記者植村隆氏に対して次のような批判がなされている。 ①取材に際して、植村氏は元慰安婦の裁判支援をした団体の幹部である義母から便宜を図ってもらった。 …
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朝日新聞の慰安婦報道問題を考える(1)

8月5日、朝日新聞は「慰安婦問題 どう伝えたか」と題した3ページにわたる記事を載せた。この記事は自ら報道した内容のどこが誤っていたのかを検証したものであり、扇動的で空虚な記事が目立つマスコミ界にあって、ジャーナリズムとしては誠実な態度を示したものとして評価したい。しかし、この記事により朝日は右派の総攻撃を受け、「慰安婦は存在しなかった」…
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日韓併合から100年(3)

《伊藤博文暗殺事件》 安重根は、1905年の第2次日韓協約で韓国が日本の保護国となり、伊藤博文が統監になったことに憤激し、国権回復を求めて民族独立の運動を起こした。そして高宗が伊藤の脅迫で退位させられると沿海州で義兵闘争に参加した。1909年10月、安は伊藤博文をハルビン駅で待ち受け、彼を射殺した。 伊藤は何のためハルビンを訪れ…
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日韓併合から100年(2)

《韓国の保護国化と抵抗》 米英の了承の下、ポーツマス条約において「政治上、軍事上、経済上の卓絶なる権利」を取り付けた日本は、なりふりかまわぬ植民地化の動きを進めた。 ポーツマス条約から2ヶ月後の1905年11月、日本は韓国に対して「第2次日韓協約(乙巳保護条約)」締結を強要し、韓国の外交権を奪うと同時に、日本政府任命の「統監…
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日韓併合から100年(1)

地図の上 朝鮮国にくろぐろと 墨をぬりつつ 秋風を聞く  秋の風 我等明治の青年の 危機を悲しむ 頬なでて吹く (石川啄木) 1910年8月、日韓併合条約が結ばれ、1945年8月の解放まで、朝鮮は日本の完全な植民地とされた。それから100年経った。 日本は朝鮮半島を足がかりに、満州進出、中国侵略、15年戦争、太平洋戦…
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