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zoom RSS 守備破綻でも勝利・浦和レッズvsサンフレッチェ広島

<<   作成日時 : 2017/07/08 11:24   >>

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浦和4−3広島 得点 興梠(42分)、武藤(45)、ズラタン(85)、関根(90+2) 7月1日(土)埼玉スタジアム2002 観衆30853人
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素直に喜べない
リーグ3連敗で暫定9位、「非常ベルが鳴っている状態」(監督)の浦和レッズに対し、天皇杯を除き4連敗で、17位の広島は「尻に火がついた」状態だろう。ところが最近4試合で僅か1得点の広島に、続けて3ゴールを許して、一時逆転された浦和レッズが、最後に関根のスーパーゴールで勝利をもぎ取ったとしても、素直に喜べないのである。レッズに突き付けられた課題は何ら解決されていないのだ。
両者スタメンに「手を入れ」た
レッズは守備陣を入れ替えて試合に臨んだ。遠藤がボランチ、CBに那須が入った。WBは左が関根で右が駒井、シャドウに柏木が押し上げられた。遠藤が本来の位置に入り、守備を強化したように見えた。
一方、広島は期待の若手皆川がトップに入り、3-4-2-1の布陣で、おなじみのミラーゲーム仕様。しかし、ボランチは森崎でなく茶島、ロペスは控えに回った。GKも林ではなく、中林であった。広島の攻撃は柏・ミキッチの両WBが起点となることが予想され、駒井と関根がどう対応するのかも見所の一つだった。
好調な出足
レッズは前半、「高い位置からボールを奪い速攻を仕掛ける」という本来の動きが戻ったように見えた。DF陣の押し上げも効果的で、球際の争いも負けなかった。
4分、駒井、関根、興梠が連動して武藤が強烈なシュートを見せたが、中林が弾き出した。
14分、遠藤のロングボールに柏木がタイミング良く飛び出し、広島のDFが整わないうちに駒井のクロスボールに興梠がボレーでシュートを放つが、千葉がブロック。
やはりレッズは相手が5バックで引いた状態での得点は容易ではなく、このような速いカウンターを身上とするチームなのである。
柏好文
広島の「生命線」は左WBの柏好文である。この日、彼は身体の切れやスピード、運動量において対峙する駒井を上回っていた。14分に柏は駒井をかわし、危険なクロスを入れたし、16分には柏が起点となり、皆川―茶島と繋いて、後方から柏がゴール前に迫る場面もあった。更に、20分には柏がドリブルで突入し、駒井が慌てて後方からタックルし、危険な位置でのFKを与えた。
要するに、前半10分過ぎから「柏好文の時代」となったのである。
両翼をもがれたレッズ
レッズ右サイドの関根対ミキッチは互角の勝負だった。26分には野上のロングボールをミキッチが受け、カウンターに転じたが、関根がボールを奪い返し、興梠へのロングフィードでチャンスを作ったのは見事だった。ただ、関根の左サイドはミキッチだけでなく、青山も下りてきて防御態勢を取ったので、関根得意のサイド攻撃は不発だった。レッズは両翼がもがれた状態になっており、また小さなパスミスが重なり、攻撃のリズムが作れなかった。もっともこれは広島にも言えることだが。
茶島謎の「クリアー」
33分、広島の決定的な場面。柏がまたしてもレッズ右サイドをぶち抜き、クロスを入れると、那須がクリアーミス。ボールはゴール前に詰めていた皆川に渡るかに見えたが、西川が足でクリアー。しかし、このクリアーは弱く、茶島がボールを拾った。「やられたか?」と思ったら、茶島は何を考えたか大きくサイドに「クリアー」した。
「何?何?今広島の選手、クリアーしましたよね」とS君。
「広島のゴール前と間違えたんじゃないですか?頭を抱えていましたよ」と私。
真実は謎である。
ミキッチ負傷
36分、レッズにとっては好都合のことが起こった。ミキッチが肉離れを起こし、清水と交代したのである。関根の度重なる仕掛けに振り回され、無理が生じたのだろうか?
強力なライバルが居なくなった関根は、以後左サイドに君臨することになる。交代した清水が「何だかなあ」の出来だったのだ。

その直後の37分、遠藤―関根―武藤とボールが繋がり、武藤のクロスを柏木がスルーしてボールは駒井へ。しかし、駒井のシュートの判断が遅く、シュートはブロックされてしまったが、関根が中央にしぼってフリーで居ただけに、悔やまれる。
レッズの左右サイドを使ったパスワークがようやく生きて来た。
興梠、武藤ゴール
42分、「あれ、柏木が下がってますね」とS君が言った途端に、柏木はゴール前に正確なロングパスを送った。中にしぼって待ち受けていた駒井が広島のDFラインの裏に飛び出し、ワンタッチで興梠にパスを出すと、中林は完全に逆を突かれたため、興梠はもう合わせるだけだった。あれほどビルドアップに苦しんだレッズが「いち、に、さん!」でゴールしてしまった。1−0
45分、ライン際から関根が柏木にパスを出すと、柏木は絶妙の横パスを武藤に出した。広島のDFには大きなスペースがあり、一瞬フリーになった武藤がシュートすると、ボールはポストに当たって中に転がり込んだ。2−0
悲観主義者達
ハーフタイム、「もう1点取らないとレッズは危ないでしょうね」と私は一つ離れた席のA氏に話し掛けた。
「そうですね、次の1点をどちらが取るか。広島が取ればレッズは危ない。」
もう一つ。「柏好文を止めなければレッズは危ない。」
柏好文に対峙した駒井は試合後次のように語っている。
「正直、言い訳かもしれないですけど、俺の今のこの体では、柏選手は無理ですね。万全の状態ならたぶんいけましたけど、ほんまに痛いです。座薬入れて、痛み止め飲んでも痛いから、結構前半から痛くて。」
結局、ペトロビッチは彼を最後まで使った。またレッズのディフェンダーは「堤防決壊箇所」を知りながら対応を怠った。
ハーフタイムで広島は茶島に代えてアンデルソン・ロペスを送り込んだ。長身でスピードもありそうなブラジル人だ。このロペスが後半、大暴れすることになる。
レッズ大甘のディフェンスで皆川ゴール
47分、恐れたことが現実となった。レッズは阿部へのパスがずれて、ボールが相手に渡り、広島の反撃が開始された。青山―ロペスー清水とパスがつながり、再び青山がにボールが渡ると、青山はフワリとしたパスを中央の森島に出した。森島はワンタッチで皆川にパスを通すと、皆川は思い切りの良いシュートを放ちゴールとなった。2−1
問題は、この広島の攻撃がカウンターではなく、レッズは5人のDFが待ち受けていたことである。ところが森島も皆川もレッズのプレスを全く受けず、のびのびとプレーしたのである。森脇も那須も槙野もプレッシングが大甘だった。これがプロのディフェンスだろうか?
暗雲
直後、レッズのフリックが広島に渡り、森島のポストプレーで、ボールは青山へ。青山のドリブルに遠藤がズルズルと下がるがボールを奪えない。青山のパスを今度は皆川がポスト役となり、後方から走り込んだ柏がシュート。西川が辛うじて足で防ぎ、事なきを得たが、3対3の局面を作られ、しかも槙野と那須の間に大きなスペースがあった。皆川にもマークが無かった。僅か1点差の勝負にどうしてこのような守備をしてしまうのか?もう追い付かれるのは時間の問題と思われた。ジュビロ磐田戦の悪夢の再現だ。
追いつかれる
54分、レッズ右サイドで3対3の局面が出現。興梠・遠藤・駒井組VS森島・柴崎・柏。ところが興梠、遠藤の動きが悪く、駒井がプレッシングに負けて、ボールは柏に渡った。柏得意のドリブルで一気にバイタルに侵入しラストパスを皆川に出すと、皆川がこれをスルーし、フリーになったロペスがシュート。ボールはゴールネットを揺らした。2−2。槙野が完全に振り回されたのが失点の要因だが、絶対にボールロストをしてはならない右サイドの守備が決壊し、柏にボールを奪われたことで勝負が付いたように思われる。また関根、阿部の戻りも遅かった。

業を煮やしたペトロビッチ監督は56分、武藤を下げてラファエル・シルバを投入。レッズは懸命に攻めたが、広島が5-4-1の守備を厚くしたため、どうしてもゴールすることができなかった。その中で、72分、広島のカウンターが決まった。それは、これまで見たことがないような失点だった。
2対5じゃ勝てません
レッズはCKから広島を押し込んでいた流れの中で、遠藤が皆川にプレッシングをかけられ、苦し紛れに落としたパスが柏に渡った。広島はまるで号砲が鳴ったように一斉にカウンターを仕掛けた。2対5だ。いや2対6か?守るのは森脇と駒井だった。「あわわわ・・」とS君は叫んだ。柏はラストパスをロペスに送り、ロペスは落ち着き払って狙い澄ましたシュートを放つと、西川も触れずゴールとなった。2−3
「何だいこれは。本当にプロなのか?」槙野はどこに行った?阿部は?那須は?この失点はペトロビッチサッカーの構造的な欠陥を物語るものである。

私はここで、「1点を追うレッズが前掛かりになったところで逆にカウンターを受け、広島に引導を渡される」という大変悲観的な結末を予想していた。多分、大多数のサポの様に。しかし、それは覆された。
ズラタンで追いつく
興梠に変わって登場したズラタンが、ファーストタッチでゴールしたのである。
85分、阿部からの縦パスをラファがワンタッチで中にしぼっていた関根へ出すと、関根がワンタッチで相手DFの間を突くスルーパスを出した。すばやく飛び出したズラタンが思い切りの良いシュートを放つと、ボールはGKの頭上を飛びゴール右隅へ。3−3。この時広島の守備が前後にギャップを生じていたので、守備網が薄くなっていたのである。

両者オープンな展開を見せた後、左サイドに「君臨」していた関根が、90+2分、超人的なプレーで試合を逆転させたのである。
関根奇跡の逆転ゴール
槙野からパスを貰うと、関根はゆっくりとドリブルを開始した。そして急速にカットインするとサイドを守る清水、森崎を抜き、中央に切れ込んだ。3対3だ。李が呼んでいる。ズラタンが飛び出しDFを引き付けている。関根は彼らを無視して(そのように見えた)、スライディングに来た野上をかわし、シュートのタイミングを計りながら水本、千葉もかわし、とうとうゴールライン近くまでぐるり回って、角度の無い所からシュートを放った。ボールは中林の股間を抜けゴールとなった。関根の6人抜きスーパーゴールだ。
「長谷部のゴールだ!」AさんもS君も叫んだ。(04年ジュビロ磐田戦@埼スタ雨中奇跡の逆転ゴール)
去らぬ暗雲
結局レッズは4−3で勝利した。しかし、本来ならば前半のまま、2−0で押し切っても誰もが納得しただろう。関根のゴールは見事だが、感動させるために余計な物語を無理に押し込んだドラマのようだった。これでは次の川崎フロンターレ戦も苦戦必至である。

追記》風邪で寝込んでいたため、日記掲載が遅れてしまった。川崎4−1浦和(7月5日)という結果に対して、短気なサポーターは「監督解任」を叫んでいる。

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