テーマ:美術・演劇鑑賞

コートールド美術館展に行く

コートールド美術館展―魅惑の印象派― 東京都美術館 2019.9.10-12.15(日) コートールド美術館は、繊維業で財を成したロンドンの実業家サミュエル・コートールド(1876-1947)が1920年代にフランスで精力的に絵画を収集し、1932年にロンドン大学の美術研究所にコレクションを寄贈して創設された。 この美術館は、…
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映画「万引き家族」を観る

3.11の大震災以来、社会では「絆」という言葉が繁用されて来た。それは「地域の絆」「家族の絆」など、人々の心情に直接訴える金科玉条的な価値観となった。圧倒的な響きを持ち、文句のつけようが無い言葉である。しかし私は、この言葉にある種の「胡散臭さ」を感じていた。「絆って何だろう?本当に存在するのだろうか?」 是枝裕和監督は「誰も知らない…
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映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観る

伝説のバンド、クイーンのリード・ヴォーカルであったフレディ・マーキュリーを讃える物語。実際のクイーンのメンバーで、この映画の音楽総監督を務めたブライアン・メイ(リード・ギター)は語る。 「これは伝記映画ではなく、硬い岩から掘り出されたような、純粋なアートだ。」 フレディのエピソードは無数にある。アフリカ生まれで、インドからイ…
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ムンク展に行く

ムンク展―共鳴する魂の叫びーが上野の東京都美術館で開かれている。(2019年1月20日まで)版画や油彩など実に101点が展示された空前絶後の展覧会である。 鑑賞日:2018年11月20日(火)お昼少し前に会場に入る。10分待ちで入場。帰る頃には待機列は解消されていた。 △叫び(1910頃)                …
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映画「獄友」(ごくとも)を観る

映画「それでもボクはやっていない」(2007年周防正行監督)は、容疑者が検察に起訴されれば、いかに罪を晴らすことが困難なことかを教えてくれたが、こちらは殺人容疑で逮捕された人々の現在の暮らしと交流を描いたドキュメンタリー映画だ。いや「暮らし」というより冤罪を晴らすための「闘いの日々」と言ったほうがよい。ここに登場するのは4件の殺人事…
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没後50年:藤田嗣治展に行く

2018年で没後50年となる藤田嗣治(1886~1968)の回顧展が上野東京都美術館で開かれている。展示作品は欧米の主要な美術館、日本国内の美術館、個人蔵から各々集められた126点で、質、量ともに「史上最大級の大回顧展」である。2018年10月8日(月・祝)まで開催。 鑑賞日:2018年9月11日(火)待機列ができるほどではないが、…
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映画「コスタリカの奇蹟」

「コスタリカの奇蹟」7.27浦和上映会 2018年7月27日(金)浦和コミュニティーセンター・多目的ホール 18時~ 主催:九条の会・さいたま 協賛:九条の会埼玉連絡会 安保法制違憲訴訟の会 「コスタリカ」の位置を正確に言える日本人は少ないだろう。ましてや1948年に軍隊を廃止し、軍事費を医療と教育に充てて、70年後の現…
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プーシキン美術館展―旅するフランス風景画

2018年4月14日~7月8日(日)東京都美術館 2018年6月29日鑑賞 プーシキン美術館はモスクワの中心にある国立美術館。1912年にモスクワ大学付属美術館として開館したが、アレクサンドル・プーシキン没後100年を記念し、1937年に名称が「プーシキン美術館」と改められた。印象派を中心とするフランス近代絵画コレクションは世界…
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熊谷守一 「生きるよろこび」展に行く

サクラが言った。「おいちゃーん。熊谷守一展に行きませんか?」 そのように言う彼女の動機は明らかである。美術展のポスターだ。     猫が好きな妻は、8年前、はるばる平塚美術館まで行って猫の絵を見てきた。 △長谷川潾二郎作の猫 透徹した観察眼で…
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仁和寺と御室派のみほとけ

東京国立博物館平成館 2018年1月16日から3月11日まで 仁和寺は888年に宇多天皇によって建立された。そして宇多天皇は出家して仁和寺の初代門跡となったことから、「御室御所」と呼ばれた。「室」とは僧房のことである。仁和寺は空海によって創始された真言密教の寺院であり、以後、真言宗御室派を形成した。仁和寺の伽藍の大半は応仁の…
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運慶展に行く

運慶(1150頃~1224)は生涯に31体の仏像を作ったが、これら仏像のうち実に22体が集まった空前絶後の展覧会が東京国立博物館で開かれている(9月26日~11月26日)。出品されているのは、運慶の父康慶・運慶・運慶の子湛慶と康弁らが制作した約70体の仏像で、いずれも国宝か重要文化財に指定されている。そんなわけで、展覧会が始まって1…
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ボストン美術館の至宝展に行く

東京都美術館:2017.7.20~10.9 ボストン美術館は1876年に開館した由緒ある美術館である。約50万点もの作品を所蔵する世界屈指の美の殿堂だ。今回は選りすぐりの80点が東京都美術館に来訪している。65歳以上800円の前売り券で入場。地階(エジプト・中国・日本美術は混んでいるが、1階、2階は比較的空いておりじっくり鑑賞するこ…
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サクラのぼけかまし日記:スマホ仕様

都美術館「バベルの塔」展の帰路のこと。上野から高崎線に乗った二人は運良くボックス席の合い向かいに座れた。サクラはこれから開催される美術展のパンフレットを手に持っている。いつもそうなのだ。私はその1枚を貰い、読み始めた。 「ボストン美術館の至宝展」(7.20~10.9)とある。 注目作品の説明も丁寧で、なかなか良く出来たパンフレッ…
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ブリューゲル「バベルの塔」展に行く

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルランドの至宝ーボスを超えてー 東京都美術館 2017年4月18日~7月2日(日) 本展覧会の「目玉」はブリューゲル「バベルの塔」だが、実際にはブリューゲルに多大な影響を与えたヒエロニムス・ボスからブリューゲルに至るネーデルランド絵画の歴史を展示している。…
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「大エルミタージュ美術館展」に行く

「大エルミタージュ美術展」-オールド・マスター西洋絵画の巨匠たちー 森アーツセンターギャラリー 6月18日まで公開 Δ《戴冠式のロープ着たエカテリーナ2世の肖像》ヴィギリウス・エリクセン(1760年代) 展覧会入口の正面に掲げられ入場者を歓迎。これだけは撮影自由。妻サクラ撮影 1703年、強敵スウェーデンとの戦いに勝…
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名画集結・デトロイト美術館展

妻が新聞販売店の懸賞に応募したら、招待券が2枚当たった。その招待期限最終日の11月30日(火)に上野に観にいった。 《デトロイト美術館展》 会期:2016年10月7日~2017年1月21日(土) 上野の森美術館 毎週月、火曜は写真撮影可 「デトロイト」と言えば、即、「自動車産業」と答えるのが私たちの世代である。デト…
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ゴッホとゴーギャン展

「ゴーギャンと私は体中の熱が消えるほど感情を高ぶらせ、話し込んだ。」(ゴッホの手紙) 東京都美術館で「ゴッホとゴーギャン展」が開催されている。この2人の巨匠は1886年6月から南フランスのアルルで共同生活をする中で、多くの傑作を生み出しながら、僅か2か月で破局を迎えた。本展覧会は2人のアルルでの作品を中心に、ゴッホの作品27点、ゴーギ…
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ポンピドゥー・センター傑作展に行く

ポンピドゥー・センターは1977年開設。美術館や図書館、音響音楽研究所などを併せ持つフランス国立の総合文化施設である。特に近代美術館は近現代美術のコレクションとしては世界屈指の作品数を所蔵している。 都美術館で6月11日より開かれた本美術展も会期終了が迫ってきたので(9月22日まで)、慌てて出かけてみた。 会場1906年から1977…
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志の輔の「牡丹灯籠」を聴きに行く

《演目》 三遊亭圓朝作:牡丹灯籠 2016年8月28日 下北沢本多劇場 14時開演 立川志の輔は大変エネルギッシュな勉強家だ。本多劇場で夏季に「牡丹灯籠」を演じるのは今年で9年目になるという。所要時間は約3時間。この日(28日)は、22日より1週間続いた公演の最終日にあたる。会場は満員盛況。毎年、この噺を聴きに来るお客も大勢い…
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はじまり、美の饗宴展―大原美術館コレクション

私が倉敷の大原美術館を訪れたのは、今から20年以上前のことだった。その時は修学旅行の生徒引率という立場だったため、鑑賞する時間も十分でなかったのだが、「なぜこの作品がここにあるのか?」という新鮮な驚きは今でも記憶に残る。その美術館の主要作品がこぞって東京に来ているので、妻と出かけてみた。(東京・六本木・国立新美術館・4月4日まで。火曜日…
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プラド美術館展に行く

プラド美術館は1819年に王立美術館として開館した。スペイン王室のコレクションを数多く所有しており、世界でも有数の質と規模を誇る。そのコレクションの1部102作品が三菱一号館美術館で展示されている(2015.10~2016年1月31日)。エルグレコ、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤなどのスペインの画家達の作品だけでなく、スペインの支配地であ…
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『海辺のカフカ』を鑑賞する

原作:村上春樹 脚本:フランク・ギャラティ 演出:蜷川幸雄 《キャスト》 宮沢りえ・・・・佐伯/少女 藤木直人・・・・大島 古畑新之・・・・カフカ 鈴木杏・・・・・さくら 柿澤勇人・・・・カラス 高橋努・・・・・星野 鳥山昌克・・・・カーネル・サンダーズ 木場勝己・・・・ナカタ 他 9月25日(金)彩の国さいた…
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『舞妓はレディ』

「『舞妓はレディ』を観に行かない?」と妻に誘われた時、私は「いいよ」と即座に答えた。その映画についての予備知識は全く持っていなかったが、監督が周防正行だと聞いたからである。私は、彼の製作した『それでもボクはやっていない』(2007)は邦画の最高傑作だと思っている。周到な調査と準備に裏打ちされたリアリズムの手法と鋭い問題意識、出演者の熟達…
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読んでから観た・『舟を編む』

玄武書房に入社して以来38年間、ひたすら辞書の編集に情熱を燃やした荒木公平、荒木の定年退職後に彼の意思を引き継ぎ『大渡海』を完成させる馬締光也。『大渡海』の完成までには実に15年の歳月を要した。 この物語は「辞書作り」という、社会では、ほとんど知られていない世界に光を当て、その過程を丁寧に描写しながら、編集に携わる人々をユーモラスに…
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エル・グレコ展

2月20日 グレコ券(905円=グレコ)を購入し、サクラと都美術館前午後12時30分に到着。 平日だし、やはり高齢者が多いと思ったら別の理由があった。 「しまったぁ!今日はシルバーデイだったのか!」65歳以上のジジババがウンカの如く押し寄せて来る。 私は「皆様、私ももうすぐに、そちら側に参りますよ」と心の中でつぶやいた…
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小朝独演会

春風亭小朝独演会 《演目》 一、幇間腹 二、扇の的 三、死神 9月15日 埼玉会館大ホール 13:30~15:30 会場は満員の盛況。中高年が圧倒的に多いですね。中には子連れのオバサンもいます。(小さい時から毎度バカバカしい話を聴かされる子供の将来はどうなってしまうのでしょうか。) 小朝師…
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マウリッツハイス美術館展

8月28日 《新装開店の都美術館》 ずいぶん早くからチケットだけは予約してあったのですが、そのあまりの混雑ぶりに行くのをためらっていたマウリッツハイス美術館展。混雑を避けて都美術館に午後4時過ぎに到着しました。夏休み中は午後6時半まで開いているのです。予想通り待ち時間はゼロでした。それでも各絵画の前には2重3重の人並み。やはり混…
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しみじみ日本・乃木大将

前橋労演を辞めて以来久しぶりの演劇鑑賞である。井上ひさしの戯曲はこれまで何度か観た。その中には傑作があったり、期待していたほど面白くなかったりすることもあるのだが、私は何と言っても「頭痛肩こり樋口一葉」が強烈な印象を受けた傑作としてあげたい。しかし、「しみじみ日本・乃木大将」・蜷川幸雄演出はそれ以上に面白かった。井上ひさしの初期の作品の…
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「セザンヌーパリとプロヴァンス」展を見る

新国立美術館に向かう途中の電車の中での会話。 私:「サクラや、キミはセザンヌのどんな絵が見たい?」 サクラ:「山の絵。サントなんとかって言うやつ。おいちゃんは?」 私:「わたしは静物画だな。ほれ、リンゴがいっぱいテーブルに乗って・・・」(私はセザンヌ展のポスターを思い出しているのだ。) 「それからなあ、山の絵…
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北京故宮博物院200選を見る

1月12日(木) 日中国交正常化40周年を記念して、東京国立博物館平成館で「北京故宮博物院200選」展が行われている(2月19日まで)。皇帝のコレクションが空前の規模で展示されているだけでなく、門外不出の神品と言われる「清明上河図」(1月24日まで)が初めて国外で展示されている。 「清明上河図」は世界史の教科書や図表に必ず掲載さ…
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