歳時記:儚い一夜の花・マツヨイグサ(待宵草・月見草)

▽2020年8月5日朝6時撮影 歩道端に咲く
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待てど暮らせど来ぬ人を/宵待草のやるせなさ/今宵は月も出ぬそうな(竹久夢二『宵待草』1913年)
夢二の見た「宵待草」は「マツヨイグサ」だったのだろう。夕方に咲き、夜の間咲き続け朝になるとしぼんでしまう。夢二は儚い一夜の恋を花に託した。

写真の花の名前を「マツヨイグサ」(待宵草)と書いたが、アカバナ科マツヨイグサ属には「オオマツヨイグサ」「マツヨイグサ」「メマツヨイグサ」などがあり、広く「月見草」と呼ばれている。なかなか区別が難しく迷う。しかし、月見草の花は本来白色で、朝しぼむとピンク色になり、成長力は弱く、あまり野生化することないという。写真の花は花弁の大きさと葉の形から見て、「メマツヨイグサ」(雌待宵草)ではないかと思う。断じて「道端や荒れ地に生える雑草」ではない。
原産地はアメリカ大陸。江戸時代末期に観賞用として植えられたが、繁殖力がなかなか旺盛で、野生化したものである。

花言葉は「ほのかな恋」「静かな恋」「浴後の美人」「気まぐれ」。英語の花言葉は「mute devotion(無言の愛情)」「inconstancy(移り気)」。それぞれ納得の命名である。

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