守備の脆さを突かれ連敗・浦和レッズvs柏レイソル(DAZN観戦)

浦和0-4柏 2020年7月22日(水)埼玉スタジアム2002 観衆4127人(5000人限定試合)

シュート数は浦和14―10柏、枠内シュートは浦和9-8柏。スタッツを見れば「接戦」だが、終わってみれば「大敗」。「これがサッカーさ」と敗北を正当化するだけでは済まない何かが存在する。いや~な気持ちが残るサッカーだった。

・・・レオナルド・・・武藤・・         
ファブリシオ・・・・・・・・・関根        
・・・柴戸・・・エヴェルトン・・
山中・・岩波・・マウリシオ・・橋岡
・・・・・・西川・・・・・・


試合開始からレッズはボールへの寄りが速く、ボールを奪取すれば即縦への速い攻めが感じられ、前半はレイソルを圧倒した。CBから前線への縦パスも速く正確だった。
3分、岩波が相手の縦パスをカットしてすぐに縦パス。これがレオナルドに渡り、武藤がレオナルドからのヒールパスを上手くトラップしてフリーでシュートを打ったがGK中村の飛び出しが速く、ボールは枠を捉えられず。非常にアグレッシブな攻撃だった。
5分、柴戸がボールを奪取して速い縦パスを出すと、ボールは武藤からレオナルドに渡り、レオナルドのシュートは高橋にブロックされた。
8分、柴戸がスルーパス。武藤が裏抜けしてシュートしたが大南にブロックされた。
14分、レオナルドが高い位置でボールを奪取、ボールはエヴェルトンから武藤に渡り、武藤がミドルシュートしたが枠を捉えられず。
21分、橋岡のスローインからボールは武藤⇒レオナルド⇒ファブリシオと右から左に回り、ファブリシオのシュートはGK中村が足でブロックした。

一方、レイソルはトップにオルンガを置いた4-2-3-1の布陣。ケニア出身のオルンガは身長193cmの大型FWで、当然、レイソルの戦術はオルンガへのロングボールと、オルンガを目がけたクロスボールとなった。しかし、レッズの2人のCBが上手く防ぎ、なかなかオルンガにボールは渡らなかった。レッズの積極的な攻めに、レイソルの選手は劣勢に回った。チャンスらしいものと言えば、17分に山中の横パスがカットされオルンガが強烈なミドルシュートを打った場面ぐらいだった。「こりゃあレッズの勝ちだろう」と私は思った。

しかし、試合を一気に覆すような大きなミスをレッズはやらかしてしまった。
32分、西川が岩波と近距離でボール交換し、西川の緩いパスが柴戸に送られた。よく見るビルドアップの光景だ。ところがこれを虎視眈々と狙っていたのがボランチのヒシャルジソンだった。26分には既にエヴェルトンからボールを奪取しようとしてファールを犯しイエローを貰っていた。ヒシャルジソンは柴戸に襲いかかり、ボックス付近でボール奪取、自分でゴール前までドリブルしてシュートし、ゴールしてしまったのである。
バックスと西川のボール交換を狙われるなんて、ミシャ時代によく見た光景。なんだかねえ。

しかし、まだ時間はたっぷりある。レッズの選手は焦ることなく、攻撃態勢を維持した。
35分、橋岡のクロスをファブリシオ⇒関根⇒レオナルドとつなぎ、レオナルドがシュート。中村は飛び出していたので、ゴールはがら空き状態だったが、何と、素早く戻った大南がブロック。
44分、エヴェルトンからの縦パスを受けたレオナルドがファブリシオと重なりながら中に飛び出してきた山中にパス。山中は相手DF引き付け、右サイドに飛び出して来た関根にラストパス。関根は全くフリーな状態だったが、彼の放ったシュートは何と、左に跳んだ中村が足に当ててゴール死守。中村のファインセーブで、レッズは、この日放ったシュートの中での最大のチャンスをものにできなかった。今思えば、この時、レッズは勝利の女神から見放されたのかもしれない。

後半、レイソルのCBから盛んに裏狙いのロングボールが放たれたが、上手く行かない。レッズも山中を起点として猛攻を仕掛けたが、レイソルの分厚い守りのためボックス内は窮屈な状態となり、これまた上手く行かない。そんな中で、またしてもレッズの守りの綻びが失点を招いてしまった。
51分、江坂が左サイドから大きくサイドチェンジして右SB古賀にパスすると、古賀はフワリと浮かしたアーリークロスをゴール前に送った。山中はマークが遅れた。ボールはマウリシオ、岩波の頭を越して、高く跳んだオルンガの頭に合った。オルンガのシュートに西川が必死に手を伸ばすが、ボールはループ気味に飛んでゴール。0-2。クロスの出し手をフリーにさせ、オルンガとも競り合わず、これでは「どーぞゴールして下さい」とお膳立てをしているようなものだ。また、左右に大きく振られる攻撃にレッズの守備がついて行けない。このような失点を何度見たことか。

2失点目で大槻監督は動いた。
54分、ファブリシオに代えて汰木。しかし、この日の汰木、山中との連携は手慣れたものだったが、動きに精彩を欠いた。期待された攻撃態勢に目詰まりを起こしてしまうのである。

すっかり自信を付けてしまったレイソルはパスが回り始め、動きも良くなった。
56分、関根が右サイドで2人に囲まれボールロスト。ボールを奪った江坂は縦に走って来た左SB三丸にパス。橋岡は裏を取られ、三丸はフリーでクロスを送ると、右ウィングの神谷が頭で折り返した。ここでも山中、柴戸のマークが遅れた。ゴール前に飛んだボールを左ウィングの仲間がフリーな状態から頭で合わせ、ゴールとなった。0-3。またしても左右に振られての失点。これは「構造的欠陥」と言うべきか?

58分、3点リードされたレッズは一挙3枚替え。
武藤に代えて杉本。レオナルドに代えて興梠。関根に代えて伊藤。これでレッズは前線の4人全部を代えたことになる。
レッズは決して攻撃の手を緩めたわけではなかった。戦闘力を維持していた。しかし、6バックにして守りを固めたレイソルからゴールを奪うのは容易ではなかった。シュートが打てず、ボールをぐるぐると横に回すだけだった。
77分、山中からの縦パスを受けた伊藤が興梠とのコンビネーションで渾身のシュートを放ったが、これは中村の正面だった。

当然のことながらレイソルはカウンターを狙った。74分のエヴェルトンの縦パスをカットした大谷のミドルシュート、80分には神谷のシュートが生まれた。88分にレッズは橋岡に代えて長澤を投入したが、直後にその長澤が神谷に狙われ、ボールロスト。神谷はドリブルでゴール前に迫り自分でシュートを打った。ボールはブロックに来た岩波の足に当たり、コースが変わってゴールネットを揺らした。0-4。

レッズは前節のFC東京戦から2試合で6失点。そして無得点。浦和の上空に暗雲が漂い始めた。それにしても、4000余名のサポーターは過疎状態で座らされ、大旗も禁じられ、大声も出せず、拍手のみの応援が続く。これではちっとも楽しめないだろう。8月になれば私もチケットを買えるチャンスもあるだろうが、当分DAZN観戦かなあ。

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