オリンピックに対する白井聡氏の7年前の予測

7年前の2013年9月、私は浦和で政治思想家の白井聡氏の講演会「永続敗戦論」を聴いた。白井氏は講演の中で《オリンピックに対する思想的内戦》というテーマで持論を展開した。これはその時のメモを文字起こししたものである。

社会的に深い分断―思想的内戦―とでも言うべきことが東京オリンピック招致で起こっています。「招致を喜ぶ人」と「喜ばない人」、「“侮辱”の体制を拒否する人」と「それにおもねって生きようとする人」です。2020年にオリンピックは本当に開けるのでしょうか。放射能汚染水の処理のため働く労働者は危機的状況です。まともな作業員が集まらない。金はケチられる。放射能に汚染された重機は以後使えないから古い重機を使う。これでは事故処理計画は破綻するでしょう。「日本は危険だ」としてオリンピック参加をボイコットする選手も出てくるのではないでしょうか?1940年の東京オリンピックは戦争のため中止になりました。それから40年後の1980年モスクワオリンピックではアフガン問題で多くの国がボイコットしました。それから40年後が2020年というわけです。1940年から5年後、日本は崩壊し、1980年から11年後ソ連は崩壊しました。果たして2020年の後は?

白井氏は東京オリンピック2020の破綻予測を、福島第一原発の事故処理の破綻と結び付けている。この講演会の少し前の2013年9月7日、IOC総会でオリンピック招致のため安倍晋三首相が「汚染水問題の状況はコントロールされている」 「福島第一原発の港湾0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と世界に向かって大嘘をついた。こうして白井氏の言う「侮辱の体制」は出来上がった。
私は首相のこの発言に怒っていたので、白井氏の講演を聴いた時、「もしかしたらそうなるのかな?」と漠然とした思いを持った。同時に、3.11の2年後だったから、私は「大地震」「津波」などの災害も予想した。

しかし、さすがの白井氏も、まさか未知の病原体が全世界に侵入し、オリンピック開催を危うくするという予測はお持ちになっていなかっただろう。「日本は危険だ」という状況が、放射能ではなく、自然災害でもなく、ウィルスにより作り出されたと誰が予想できただろうか?

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