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zoom RSS サクラのぼけかまし日記:スマホ仕様

<<   作成日時 : 2017/07/17 12:19   >>

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都美術館「バベルの塔」展の帰路のこと。上野から高崎線に乗った二人は運良くボックス席の合い向かいに座れた。サクラはこれから開催される美術展のパンフレットを手に持っている。いつもそうなのだ。私はその1枚を貰い、読み始めた。
「ボストン美術館の至宝展」(7.20〜10.9)とある。

注目作品の説明も丁寧で、なかなか良く出来たパンフレットだ。私はその中の、英一蝶「涅槃図」に惹かれた。釈迦入滅の図である。沙羅双樹の下で頭を北にして横たわる釈迦の周りに、釈迦の弟子たちや動物たちが集まり釈迦の入滅の悲しみに慟哭する細密画だ。細かな解説を読むため、私は眼鏡を外し、裸眼で絵を観た。近眼の人間はこうすればいくらでも小さい物が見えるのだ。

「これが阿難(アーナンダ)か。悲しみのあまり気絶しておるわい。」
「来迎図だと思ったら、摩耶夫人(釈迦の母)が雲に乗って駆けつけて来たのか。」
「おお、これが純陀か。」
純陀は在家でありながら悟りを開いた偉い人だ。手に山盛りの飯を持っている。
「サクラや、ご覧、これが純陀尊師だ。」
私は、サクラが寝ているのを知らずに話しかけた。すると彼女は、私が差し出した絵を覗き驚くべき行動に出た。純陀尊師の上に手を置き、親指と人差し指をサッと開いたのである。彼女は半分寝ぼけてスマホと間違え尊師を拡大しようとしたのだ。げに習性とは恐ろしいものである。
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