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zoom RSS 「核の傘」という幻想

<<   作成日時 : 2017/07/21 13:47   >>

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7月の東京新聞の投書欄に、「核の傘の幻想に気づけ」という題の加納浩行氏(世田谷区在住51才)の意見が載った。私はこの文に啓発され、骨子はそのまま残し、自分の意見も補いながらこれを問答風に改めてみた。

A:7月、核兵器禁止条約※が国連で採択されたけど、核保有国の他、日本もこれに参加しなかった。日本は唯一の被爆国として核廃絶による世界平和を率先して目指していかなければならないのに、残念だ。

B:それは理想論だろう。日本はアメリカの「核の傘」によって守られているんだから、核廃絶を言えないのは理解できるよ。

A:それじゃあ聞くが、「核の傘」によって日本が守られていることを証明できるかい?「核の傘」があるから戦争が避けられたという具体的事実はあるのかな?レーガンが1980年代に「限定核戦争はあり得る」と言ったが、それは嘘だ。一たび核を使ってみたまえ。世界に恐怖の連鎖が起こり、報復のため核ミサイルが飛び交うだろう。そうなれば世界は破滅だ。だから核兵器は現実には使えない。使えない兵器でどうやって国を守るのか?

B:確かに核兵器は使うこと極めて難しい。しかし、圧倒的な威力の兵器を持っていること自体効果がある。「核抑止力」ってやつだ。それにだ、貴方は「『核の傘』によって日本が守られていることを証明せよ」と言ったが、逆に、「核の傘が役立っていない」ことを証明できるのか?

A:「核の傘」を信じる人には有効で、信じない人には無効か。信じる信じないもあなた次第の都市伝説と同程度の信憑性しかない。それでは歴史的に考えてみよう。アメリカが広島・長崎に原爆を落とした後、朝鮮戦争やベトナム戦争を始めとして世界では多くの戦争が起こった。今も起こっている。この世界から戦争が無くならないのは「核抑止力不足」、つまり「核不足」なのだろうね。核保有国が「抑止力に核は必要だ」と言い、自分たちは大量の核を放棄しようとしない。これは身勝手な理屈だ。仮に「核不足」の論理で行けば、Bさん、戦争を無くすためにはどうなるかね?

B:核兵器を持てば戦争が無くなるのだから、核保有国が各国に核兵器を配ればよい。アメリカがもっと「傘」を広げ、世界中の国を「核の傘」の中に入れてあげる。これでいいかね?

A:そう。するとアメリカは核兵器やミサイルを大量に増産しなければならないし、当然、ロシアや中国もこれに対抗するだろう。すなわち、核で威嚇し合う世界が生まれる。これはどう考えても「平和な絵図」とは思えない。レーガンが「スターウォーズ計画」を止めたのは、計画実施に膨大な軍事費が必要だからだ。
結局、核兵器を禁止したほうが安全に決まっている。「核の傘」や「核抑止力」は幻想にすぎない。日本は核保有国の間に立って、世界に核廃絶をアピールすべきだ。もっとも、アメリカに絶対的服従の家臣安倍晋三では無理な話だろうがね。

※核兵器禁止条約:核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約。2017年7月7日、122カ国・地域の賛成多数により採択された。主要な核保有国は不参加、核の傘の下にあるNATO諸国の大多数や日本も不参加となった。

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