ジュン爺日記 since2006

アクセスカウンタ

zoom RSS 失策連発で敗北・浦和レッズvsジュビロ磐田

<<   作成日時 : 2017/06/20 19:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

浦和2−4磐田 得点 阿部(43、56分) 6月18日(日)埼玉スタジアム2002 観衆34766人
画像

画像

勝ち点差8で首位柏を追いかけるレッズは、阿部の2ゴールで一度は磐田を逆転したものの、守備の破綻で3点を失い、ホームで惨めな敗北を喫した。「中断明けの巻き返し」の野望は完全に砕け散ってしまった。

「今日は俊輔出ませんよ」と情報を仕入れて来たS君は席に座るなり言った。
「ほう、それは残念ですな。俊輔見たかったのに」と私は言った。

試合前、我々はこのような余裕のある会話をかわしていたのである。二人とも今日は絶対に勝つと信じて疑わなかったのだ。しかし、試合の進行とともに、怒りの感情を抑えることはできなかった。
最大の怒りは、後半に逆転し、「このまま押し切るのも悪くない。“横綱相撲”を見せてもらおうか」と思っていた矢先、無理な攻撃を仕掛け、安っぽいミスから磐田のカウンターを食らい、アダイウトンのゴールを許し同点に追い付かれてしまったことである。この失点で試合の流れは大きく変わってしまったのだ。

試合開始から、磐田は前線からの積極的なプレッシングを掛けてきた。ツートップの川又、アダイウトンだけでなく、トップ下の松井大輔も労をいとわず走り回った。最終ラインも高く、コンパクトな布陣でレッズに圧力をかけたのである。このためレッズは自陣に押し込められる時間が長かった。それだけではない。レッズの選手の動きが重かった。一歩の出足がいつもより遅いのである。セカンドボールを拾えず、マークも遅く、WBの飛び出しも遅い。遠藤からの鋭い縦パスも影をひそめ、磐田の堅い守りの中で、得意のサイド攻撃もできなかった。DFラインの裏を狙ったロングボールも決まらなかった。

磐田のプレスが緩んで来たと思われた36分、西川の凡ミスでレッズはとうとう先制されてしまった。
磐田のFKがふわりとレッズゴール前へ。攻守ひしめく落下点めがけて西川が飛び出した。ところが、川又の頭が勝ち、ボールは無人のゴール前へ飛び、大井が頭で合わせてゴールとなった。0−1。GKは飛び出したなら絶対にボールに触らなければならないという、サッカーの鉄則が破られた。飛び出すのか、待つのか、この一瞬の判断の迷いが、後半もう一度西川に訪れることになる。

失点で目覚めたのか、レッズの積極的な攻撃が見られるようになった。
43分、レッズはCKから追い付いた。柏木が蹴ったボールは速い弾道でニアサイドへ飛んだ。マークする櫻内よりも一瞬速く阿部がニアに飛び出して頭ですらすと、ボールは逆サイドに飛んでゴールとなった。1−1
画像

後半、CKからの櫻内のヘディングシュートという危ない場面もあったが、おおむねレッズペースで試合が進行した。
56分、阿部のパスを武藤がワンタッチで中央に折り返し、興梠がキープして(彼のキープ力は超人的だ)後方から走り込んで来た阿部にラストパス。阿部はGKカミンスキーとI対1になり、シュートしたボールはカミンスキーの股間を抜いてゴール。2−1。珍しい阿部の攻撃参加での逆転ゴールに、観衆の興奮はこの日一番の高まりを見せた。

58分、宇賀神に代えて駒井が入った。関根は左WBに配置転換。この日、関根は磐田にサイド攻撃を封じられていたせいか、何となく動きがおかしかった。シュートみたいな強いバックパスを西川に返した時は本当に驚いた。
61分、李に代わってラファエル・シルバが入った。ラファは約1カ月ぶりの登場である。この日、李はいわゆる「ゲームに入れていない」状態だった。期待のラファの投入で、誰もがレッズの勝利を予想しただろう。
67分、森脇―武藤―ラファエルの流れるようなパス回しからラファがシュートしたがブロックされゴールならず。決めて欲しい場面だった。

ここで磐田は松井に代えて松浦が入った。
「いやな奴が入ってきました。彼は速いんですよ」とS君は言った。間もなく彼の不安は的中することになる。

完全に「行け行け」ムードのレッズに大きな落とし穴が待ち受けていた。攻撃第一主義のレッズは「リスク・マネジメント」を怠ったのである。

68分、右サイドで柏木がボールを保持。ゴール前にはレッズの選手が柏木のクロスを待ち受けていた。ところが柏木は阿部にドローンとした緩いバックパスを出した。そのパスを川又が搔っさらい、躊躇無く前線で待ち受けているアダイウトンにロングパスを出した。ボールは駒井の頭上を越え、アダイウトンの足に収まった。森脇が併走していたが、そこに、あろうことか西川が飛び出してきた。ゴールから30メートル以上の地点だ。西川の声が聞こえたのだろうか、森脇はスピードを緩め、マークを止めてしまった。確かに、西川が一瞬速くボールに触った。ところが不幸なことに西川のクリアボールはアダイウトンに当たり、アダイウトンは再び独走して無人のゴールに蹴り込んだのである。2−2

このプレーでレッズは4つのミスを犯している。第一に柏木のパスミス。第二に西川の無謀な飛び出し。彼は試合後「出ようとして一度止まってしまった」と語っている。レッズは西川の果敢な飛び出しで、これまで何度も失点を免れてきたことも確かだ。しかし、迷いの心が出れば「果敢」は「無謀」に変わる。
第三に森脇が万が一の場合に備えてアダイウトンを迎え撃つ態勢を取らなかったこと。第四に逆サイドの槙野や関根も攻撃に専念しており、守備のカヴァーできなかったこと。
要するに、不謹慎な例えだが、レッズの攻撃は「自爆テロ」に等しいものだった。雑なプレーとミスのオンパレード。これが優勝を狙うチームだろうか?

74分、ラファの決定的なヘディングシュートが枠外に飛んだ直後、再びレッズの守備が破綻し、逆転された。
レッズの左サイドに松浦がドリブルで侵入し、中央のアダイウトンとのワンツーで松浦は完全にフリーになり、狙い澄ましたシュートがゴール右端に決まったのである。2−3。この時、レッズは5人で守っていたが、誰一人松浦をマークできず、彼のシュートを皆で指をくわえて見守るしかなかったのである。特に、一番近い位置に居た関根は松浦をマークできていなかった。ところで槙野はどこに行ったのだ?
サッカージャーナリストの大住良之氏は、ここでも西川のミスを指摘している。松浦の弱いシュートに対し自ら先に逆に動いてしまったというのだ。録画でみると、なるほど、西川は重心を右にかけている。このためニアが留守になったということか。

79分、1点を追うレッズが関根に代えてズラタンを入れ、より攻撃的な姿勢をみせた。このため、森脇が左WB、阿部が右CB、武藤がボランチに配置転換となった。
しかし、この采配は悪手だった。
80分、レッズ右サイドは森脇が居なくなり一瞬マークが甘くなった。そこを突いた松浦が、アダイウトンのスルーパスを受けてドリブルでゴール前に持ち込み、巻くようなシュートでゴール。2−4。松浦には槙野がマークに入っていたが、上手くかわされて、狙い澄ましたシュートを打たれてしまったのは、日本代表プレーヤーとして「何だかなあ」である。

ズラタンはほとんどボールに触れず、ビルドアップの力さえ無くなったレッズは最後の一撃も打てずに試合終了。それにしても磐田の守備は見事なもので、最後まで良くコントロールされていた。

結局勝ち点1も取れなかったレッズは1試合少ないながらも8位に転落した。磐田戦での敗北のショックは大きい。夏期にレッズの守備を根本的に立て直さなければ、6月25日のアウェイ鳥栖戦の結果如何で、ペトロビッチ監督への批判は強まるだろう。私は21日の天皇杯の試合を見に行くことにした。普段試合に出られない若手選手が、出場機会を求め、この時とばかりに奮起することを期待しているからである。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
失策連発で敗北・浦和レッズvsジュビロ磐田 ジュン爺日記 since2006/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる